肩甲骨ストレッチ。肩こり解消や良い姿勢を保つのに効果的

ストレッチ

肩甲骨とは?

肩甲骨は、背中上部にある逆三角形の骨です。鎖骨、上腕骨と連携して、肩の関節を動かします。

肩甲骨の周りの筋肉が固まる原因

筋肉を動かさないと、血行が悪くなり体のコリに繋がります。

  • 長時間のデスクワーク
  • スマホの使いすぎ
  • 猫背などの悪い姿勢

長時間のデスクワークにより、5キロ近くもある頭部をパソコンの画面の方に傾けた状態で一日数時間も過ごせば、首や肩に負荷がかかることは想像できると思います。肩甲骨は、日頃意識をして動かすことが少なく、肩こりとも深い関係にある体のパーツです。

肩甲骨が凝り固まるとどうなる?

  • 周辺の首・肩・腰が凝って痛む
  • 代謝が悪くなり、脂肪を蓄えやすい体に
  • 背中周りに余分な脂肪がつく
  • フェイスラインもむくんだりする

肩甲骨はがしは効果的?

肩甲骨を実際にベリベリと剥がすことではなく、肩甲骨まわりの固まった筋肉をほぐすことが、肩甲骨はがしとして注目されています。固まった筋肉は、まるで骨と骨がくっついてしまったように硬く、つらい肩こりにも繋がりますよね。肩甲骨はがし、つまり肩甲骨まわりの筋肉をストレッチは肩こり解消に効果的です。そして筋肉を緩ませた後は、背中のバランスを整えるストレッチやエクササイズを行って、バランスを整えていく事も忘れないで下さい。

肩甲骨ほぐしでダイエット効果

肩甲骨まわりには「褐色脂肪細胞」という、ダイエットを助けてくれる細胞が集まっています。

この褐色脂肪細胞は体内のエネルギーを熱に変えて体温を保つ役割をしています。首の周り、肩甲骨の周りなどにある褐色脂肪細胞が活性化されると、脂肪の燃焼を助けてくれるのです。

代謝が上がると、1日のうちで体を動かしていない時間も体の中では脂肪が燃やされ、体はポカポカ。肩甲骨まわりのストレッチやエクササイズを短時間でも、実践していく事により、「褐色脂肪細胞」が活性化され、自然に体の脂肪を燃やしてくれると言われていますので、ダイエットをしたい方や冷え症を改善したい方は、この「褐色脂肪細胞」を活性化することに、ぜひ注目してみてください。

肩甲骨をほぐすには菱形筋(りょうけいきん)に注目

菱形筋の図解
参照元:筋肉のしくみ・はたらき字典(西東社)

菱形筋(りょうけいきん)は、肩甲骨と背骨の間にある筋肉です。奥の方にある筋肉で、肩こりに悩んでいる人はこの菱形筋が硬いことが多いです。座っている姿勢では、あまり使いません。肩甲骨を寄せて、胸を張る動きに関連する筋肉です。菱形筋が硬くなると、肩甲骨が左右に開き、肩が前に出て猫背になりやすくなります。

肩甲骨ストレッチ動画付きで解説

肩甲骨の下「広背筋」背中の広い筋肉をストレッチ

背中・広背筋ストレッチ from nanae on Vimeo.

やり方

1. 両手を頭の上にあげる。

2. 片手ずつ、腰のやや後ろまで降ろして戻す。

手のひらは前向きにキープ!

3. 反対の手も同様に、腰のところまで降ろして戻す。

4. 今度は同じ動きを両手を一緒に。

壁にピタッと張り付いているイメージで!

肩甲骨の間「菱形筋」を動かして猫背予防

猫背予防!肩甲骨の間を伸ばそう from nanae on Vimeo.

やり方

1. ヒザを立てて座る。足の間は少し広めに開く。

2. 片手で、反対側の足の裏を持つ。(右手なら左足の裏)

足の指を手のひらで持つ感じです。

3. 足の指で、手のひらを押す。(肘は伸ばしたまま)

腕全体が引っ張られて、背中の真ん中に伝わるイメージ。

4. 緩めて、また押す、を呼吸に合わせて繰り返す。

5. 反対側も行う。

天使の羽!肩甲骨の間をストレッチ

天使の羽!肩甲骨ストレッチ from nanae on Vimeo.

やり方

1. 膝を立てて座る。足の間は広めに開く。

2. 手の甲を、腰の後ろにつける。

3. 立てている両ヒザを、それぞれのヒジの後ろにセット。

この段階でキツイ方は、このポーズをキープするだけでもOK

4. ヒザを閉じる(ヒジを押しながら)

たくさん動かそうとせずに、小さな動きを丁寧に行いましょう。

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