赤ちゃん連れてヨーロッパ

赤ちゃん連れての海外旅行は、不安なことも多いですよね。

息子は6ヶ月の時に一回、1歳2ヶ月で1回、海外に行きました。その時に経験したことを、ここに書き留めておきたいと思います。

どなたかのご旅行の参考になれば幸いです。


今回の旅程。エティハド航空を快適に利用

まず、旅行日程ですが、こちらになります。

利用した航空会社:エティハド航空

行きの飛行機(成田空港〜 スイス ジュネーヴ空港)

EY871便 2018/12/20 東京/成田空港 17:25

     2018/12/21 アブダビ着 01:00

EY51便  2018/12/21 アブダビ発 02:25
     2018/12/21 ジュネーブ着 06:45

帰りの飛行機(ジュネーヴ空港〜成田空港)

EY52便  2019/01/06 ジュネーブ 09:25

     2019/01/06 アブダビ 18:35

EY878便 2019/01/06 アブダビ  21:55

     2019/01/07 東京/成田空港 12:45

この日程で行きは21時間、帰りは少し短くて、20時間です。

フライトは夜便か、昼便か?

最初の飛行機、成田からアブダビまでは、12時間のフライト。17時25分発なので、夜の便になります。大人も子どもも、寝ながら移動できた方が楽ですよね。

実際、息子は最初のフライトでは、離陸時から寝て、また少し起きて、また寝て、最後起きて、という感じで、合計9時間くらいは寝てくれました。


ベビーカー有りで行った方が良い?

実は、ベビーカーを持って海外旅行に出たことはありません。なぜなら、抱っこ紐の方が、両手が空くので何かとスムーズだからです。

夫婦2人なら手が4本。赤ちゃん+手荷物+スーツケース2つを持って空港まで行かなくてはならないのです。ベビーカーがあるだけで、それを押すのに手は2本必要になります。

家から空港までは、電車で乗り換え1回で行けますので、(ただし2時間かかりますが)我が家の場合には、今のところ抱っこ紐でなんとかなっています。

しかし、年齢が上がるにつれて子どもも重たくなりますから、次はもしかしたらベビーカーに挑戦することになるかもしれません!


アブダビ航空、赤ちゃんへのサービス

アラブのやんわりとした言語での機内アナウンス、飛行機に入ったとたんに聞こえる、アラビアの音楽。知らない世界に来たワクワク感があります。

サービスも、クルーのクオリティも、特に問題ありませんでした。赤ちゃん連れには、ナニーという専門の(かどうか知りませんが、赤ちゃん担当っぽい)クルーがいます。

赤ちゃん用の小さいベッド、バシネットの予約

バシネットの予約は、航空券を予約したら、アブダビ航空のサイトでできます。予約代表者の航空券番号を入力してログインし、家族全員の旅程が出てきたら、子どもの名前が入っているところを押すと、サービスを追加できます。ちなみにベジタブルミールを予約しておきたい人なども、こちらで予約します。

1回目にアブダビ航空を利用した時には、電話で予約をしたと思うのですが、今回の旅行ではカスタマーセンターの番号を見つけられなかったので、ウェブサイトで予約しました。

バシネットは、何歳まで?

バシネットは、体重が11キロまでの子ども用だそうです。息子は現在10.5キロでしたが、今回の旅行では、身長的にギリギリのサイズ。次回は利用できないだろうなと思いました。

実際に、バシネットから足がはみ出たら使用を断られるのですが、担当のクルーが、「足がはみ出てるから本当はダメだけど、私見なかったことにするわね」と臨機応変な対応をしてくれ、無事に使用することができました。

海外の方は、日本の「会社や団体の規則は絶対」という対応ではなく、こういった人間と人間同士の、現場での臨機応変な対応をしてくれるので、感心します。

もしこれが日本の航空会社でしたら、「足がはみ出ているので、使用できない」の一言で終わりだったでしょう。

バシネットなしと、有りでは、親の負担がかなり違いますよ。21時間、ずっと子どもを膝の上に乗せているのは、かなりしんどいものがあります。少しでも子どもがベッドで寝てくれれば、両親は好きなことができますし、休めますから。

赤ちゃん用の食事、離乳食はもらえる?

バシネットを予約する箇所と同じ、サービス欄には、すでに「ベビーミール」という項目が追加されていました。離乳食はビン詰のもので、無料でもらえます。

ベジタブルと、フルーツの小さなビン詰です。

1回目に旅行した時には、息子は6ヶ月で、離乳食が始まったばかり、まだまだ母乳だけでも何とかなる時期でしたので、離乳食はもらえましたが、あまりお世話になりませんでした。

2回目の旅行は、1歳2ヶ月。この時には逆に、離乳食はほぼ卒業していると言ってもいいのですが、この時息子は下痢をしていたので、あまり食事を摂りませんでした。ベジタブルの離乳食を半分くらい食べました。

逆に考えると、もし下痢ではない時に飛行機に乗った場合には、この離乳食の瓶詰めだけでは足りないかもしれません。

大人の機内食をママとシェアするのが簡単でいいと思います。あとは、パンなど簡単なものを持ち込んで与えると良いです。

もらえる離乳食ですが、海外の食品は、不安になる方もいらっしゃると思いますが、bioと書いてありますし、変な食べ物ではないはずです。味も結構おいしそうでしたよ。

耳抜きはどうする?

飛行機に子どもを乗せる時に一番気になるのが、耳抜きですよね。気圧の変化により、耳が痛くなりますが、大人はこれを自分で解消することができます。

子どもは、自分ではできないので、離陸時、着陸時に何か飲ませたり、ちょくちょく食べさせて嚥下することで、耳抜きの代わりになります。

母乳でもokです。授乳ケープの中で、離着陸時の照明を落とした機内でしたら、だいたい赤ちゃんは寝てくれるので、助かります。

ちなみに、寝ていれば耳抜きしなくてもいいのだとか聞きました。

実際、離着陸時に寝ていれば、問題ありませんでした。

耳抜きのタイミングが意外とわからない?

耳鼻科の先生によると、着陸時が一番、耳への負担が大きいそうです。

離着陸の際といっても、例えば離陸なら、地上から離れて安定した高さになるまで、20分くらいあるわけですから、どのタイミングで母乳を飲ませたらいいのか、最初はわかりませんでした。

何回かやってみてわかったことは、当然ですが、大人が耳に違和感を感じている時には、気圧が変化しているということなので、それが子どもにとっても耳抜きのタイミングであるだろうということです。

自分の耳がバロメーターですから、わかりやすいですね。

実感としては、離陸時には飛行機が地上を離れてから10分くらいの間。

着陸時には、少し長くて、飛行機が高度を下げ始める、着陸時刻の20分くらい前からかと思われます。

最初は、少しでもタイミングがずれると、鼓膜が破れてしまうんじゃないか、とかなり心配しましたが、自分の耳が違和感を感じ始めたら、さあそろそろ飲むか、という感じで大丈夫みたいです。

乗り換え時間が少ないけど大丈夫?

行きのアブダビでの乗り換え時間は、1時間25分。

大人だけなら大丈夫だけれど、赤ちゃん連れでの短時間の乗り換えには不安がありました。

さらに、もともと飛行機の遅延があり、乗り換え時間はさらに短縮。

確か、飛行機が到着した時には、すでに出発時間ギリギリだったように記憶しています。

乗り換えする現地の時間に、時計を合わせておく

今何時?あと何分ある??を確実に把握するために、時計はあらかじめ、到着する空港の時間に合わせておくことをお勧めします。

私はこれをやらなかったので、乗り継ぎの飛行機までの時間を勘違いして、いわば私たちが飛行機を待たせてしまうことになりました。他の乗客の皆さんに申し訳ない・・・。

空港スタッフがサポート。短時間の乗り継ぎ

乗り継ぎの飛行機同士が同じ航空会社の場合、1番目の飛行機が遅れたら、2番目の飛行機に乗りつぐ乗客のために、スタッフが待っていることがあります。

これはかなり楽ですし、精神的にも心強いです。

確か、1回目の旅行での日本へ帰る時の、中国での乗り継ぎの際に、この心強いサポートを受けました。

今回のアブダビでの乗り継ぎはこういったスタッフはおりませんでしたので自力での乗り継ぎです。

夜中の1時ですので、セキュリティチェックなど混んでいませんでした。

さらに、急いでいる乗客のための専用のレーンがあり、スムーズに通過することができました。

そして、このセキュリティチェックのスタッフが、かなり大雑把で助かりました。

普通なら、ノートパソコンや水のペットボトル、液体など、カバンから出さなくてはならないですが、それらをバッグから出そうとしたら、

「出さなくていいから!」

と、逆にセキュリティスタッフに言われ、バッグごとそのままで通過しました。

このおおらかさ、アブダビだけかもしれませんが、とにかく日本ならあり得ないでしょうね。(セキュリティ上、いいか悪いかは別として)

万が一 時間に間に合わなくても、少しなら待ってくれる

というわけで、セキュリティを超短時間で通過したので、実際に乗り継ぎにかかった時間は、ゲートまで歩くのも入れて20分くらいでした。

セキュリティからゲートに着くまでは、もちろん広い空港ですので、10分くらいは歩きました。

この時点で、本当の飛行機の出発時刻は過ぎていたかと思うのですが、(先の飛行機の遅延があったので。これは私たちのせいではないですが)ここでさらに時間を勘違いしてしまい、あーらまだまだ時間あるじゃない、とベンチでゆっくりしていた私たち。

気づいたら、実際の出発時刻を大幅に過ぎ、(40分ほど・・・)あれ、時間1時間勘違いしてない?!と慌てふためいたのでした。

やばい、夜中のアブダビで、赤ちゃんも連れて、ここからさらに次の飛行機まで何時間も待つことになる?!と焦りましたが、

なんと、飛行機が私たちを待っていてくれたのでした。ありがとう・・・

おそらく、もともと飛行機の遅延があったので、他にも遅く到着した乗客がいたのでしょう。(と思いたい)

というわけで、乗り継ぎ時間に不安があっても、同じ航空会社なら、ある程度、大丈夫、と言えると思います。

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