胎児からバイリンガル教育はできるのか?

子育て

赤ちゃんがお腹にいる時の音読が効果的

一人目のバイリンガル育児に成功しましたが、思い起こせば息子がお腹の中にいる時から、これやったのがよかったのか?と思うことがありました。それは、

音読

です。自分がフランス語を習っているので、寝っ転がって、フランス語の本をよく音読していました。

一人目の子って、当然家には子どもがいないので、夫が仕事に行っている時間は自分一人になります。この時間は普通は誰とも喋らないので言葉を発しませんが、ここで音読を頻繁にしたことにより、生まれてからの「耳の良さ」に繋がっているのでは?と思っています。

母親の胎内にいる間に2つの言語が話されている環境で過ごすと、赤ちゃんはバイリンガルになりやすい

こんな記事が・・・!

以下引用文(引用元は文章終わりに明記)


母親の胎内にいる間に2つの言語が話されている環境で過ごすと、赤ちゃんはバイリンガルになりやすいとの研究結果が、心理学専門誌「サイコロジカル・サイエンス(Psychological Science)」に今週掲載された。

研究を行ったのは、カナダ・ブリティッシュコロンビア大学(University of British Columbia)や経済協力開発機構(Organization for Economic Cooperation and DevelopmentOECD)の研究者ら。新生児を2つのグループに分け、一方には胎内で英語だけを聞かせ、もう一方には英語とフィリピンのタガログ語の2つの言語を聞かせた。

 新生児の言語に対する好みを判断するにあたり、研究者らは、新生児の吸引反射に注目した。吸い付く動作は、赤ちゃんの刺激に対する関心を示すとされている。

 まず、最初の実験では、1分ごとに英語とタガログ語が交互に話される演説を、赤ちゃんに10分間聞かせた。

 その結果、胎内で英語だけを聞いていた赤ちゃんたちは、タガログ語の演説よりも英語の演説を聞いているときに「吸引行動が増加する」ことが観察された。つまり、タガログ語よりも英語の方に、より関心を示したことになる。

 一方、2言語が聞こえる環境で胎内にいた赤ちゃんグループは、英語とタガログ語の両方に等しく関心を示した。

 この結果から、研究者らは、出生前からバイリンガルの環境にある新生児は2つの母国語を覚えるための準備をしているとみられると結論づけた。

■2つの言語の違いも区別

 さらに研究者らは、赤ちゃんたちが2つの言語の違いを区別しているかどうかについても調べた。言語の違いを区別することは、バイリンガルになるために重要な要素である。

 研究の結果、まず、赤ちゃんたちは興味がなくなるまで1つの話に耳を傾けていることがわかった。次に、赤ちゃんたちは語り手が別の人に変わった際にも関心を示し、また、言語が変わった際にも関心を示すことがわかったという。

 また、同じ言語が話されている間は赤ちゃんの吸引行動は増加しないが、別の言語に切り替わると増すこともわかった。

 これらの結果から、報告書は、「バイリンガルの赤ちゃんも、1言語だけの赤ちゃんも、2つの言語を区別することができるとみられる」と述べ、「バイリンガルの赤ちゃんが、生まれた瞬間から2つの言語を混乱せずに聞き分けることができるメカニズムがあることがわかった」と結論づけた。(c)AFP

以上引用:胎児に2言語聞かせるとバイリンガルになりやすい?加研究


赤ちゃんは、いつから耳が聞こえる?

妊娠5カ月目ころから、おなかの赤ちゃんの神経回路や聴覚が発達して、だんだん外の音が聞こえるようになるそうですね。妊娠5ヶ月というと、安定期入ってすぐ、くらいで、けっこう妊娠の期間で言えば前半に近いですね。

そんな時からもう耳が聞こえるっていうのは少し不思議です。胎動が始まるくらいには、外の音が聞こえているのですね。

おなかの赤ちゃんは、ママの声やママの心臓の音、血流の音をよく聞いて、「ママの音だ」と認識するようになります。

このころから、英語のCDを流したり、クラシック音楽を聴いたり、絵本を読んだりなどの「胎教」を意識するママが多いということですが、英語のCDをかけて、その音声のまま、赤ちゃんに届くのかなぁと少し個人的には疑問です。

つまり、水の中に自分が入っていて、外の音を聞いているくらいボヤボヤした感じなんじゃないかなぁと思います。

以下:引用


さて、では耳が聞こえるようになった赤ちゃんは、おなかのなかでどんな音を聞いているのでしょうか。
 一番に聞こえるのは、お母さんの心音や血液が流れる音など、お母さんのからだのなかの音です。そしてお母さんの声はもっとも身近に聞こえる外の世界の音です。さらにトントンという包丁の音や音楽なども、赤ちゃんの耳には届いています。
 ただ、その聞こえ方については、羊水に隔てられた状態で聞こえてくる音なので、かなりくぐもった音になるようです。

引用元:おなかの赤ちゃんは何してるのかな


なので、ただ音を流していたり、CDをかけているよりも、母親の声でリピートしてあげる方が、よりダイレクトに赤ちゃんには届きやすいってことなのだと思います。

母親の声は、体の中に響いて赤ちゃんに届きくぐもった音

赤ちゃんは8ヶ月ごろからお腹の外の音も聞く

8ヶ月というと、安定期も満喫して、そろそろお腹も大きく目立ってくる頃ですね。妊婦健診も、月一回から、月2回になる頃でしょう。

(月2回の妊婦健診で、赤ちゃんに会えるのは楽しみですよね♪)

以下引用です。


妊娠8ヶ月頃にはお腹の外の音も聞こえるようになります。外の音も聞き分けられるようになり、おとうさん、おかあさんが話しかけるとまた違った反応をするとも言われているので楽しみですね。
しかし、外の音を聞くときには羊水だけでなく、母体の体が壁となっているため、音として聞こえるのにはとても小さいようです。
おかあさんの声だけは体の振動や骨を伝わって聞こえるので、他の人とは違う特別なものになりますね。普段話しているときから、赤ちゃんはお腹の中でおかあさんの声を聞いて安心しているんですね。

引用元:CUSE BERRY


もっと赤ちゃんに話しかけとけばよかったなぁと、後から思ってしまいます。

特に上の子がいると、下の子の妊娠中はなかなか一人でゆっくりする時間もありませんね。

でも、特に意識しなくても、二人の子どもの時には、上の子との会話を赤ちゃんも聞いているので、会話の量は足りてますかね。(笑)

母親の声は最大の胎教のツール

ともかく、外の音が聞こえるのはもちろんだけれど、母親の声が最大の胎教、言語の教育ツールになることは間違いありません。

私の場合には、もともと自分がフランス語を勉強していたので、自分の上達のためにフランス語を音読してましたが、それが赤ちゃんにも良い影響を与えたようです。

というのは、子どもはどうやら他の子と比べて耳がよく、言葉の発達、がものすごく早かったからです。

日本語の発達で例えば女の子のようにペラペラしゃべるというよりも、1歳から2歳くらいの期間に誰でもある、「何を言っているか母親にはわかるけど、他の人にはわからない」という期間がすごく短かったのです。

つまり、滑舌がいい、つまり、耳が良かったのです。

自慢のようになってしまいますが、2歳の時にはフランス語、日本語、英語の3つの言語で1〜20くらいまでの数を数えられました。

1歳半の時には、他の子がまだまだ何を言っているかわからないくらいの時に、うちの子は他のお母さんにもハッキリわかるよう「おなかすいちゃった」と言うことができました。

胎児は胎内で語学を認識し始めている

バイリンガル教育をしよう、と思っているママにとっては、お腹の中に赤ちゃんがいる時も教育のチャンスです。

例え英語がペラペラでなくても、英語の絵本を読むだけで良いのです。

または、自分が少し語学を学ぼうと、参考書を手に取り、少しブツブツ言ってみるだけで良いのです。

赤ちゃんが産まれた時に、読み聞かせるために予備練習をするつもりで、絵本のストックを増やしておくだけで良いのです。

お腹の中にいる時に、一つの言語だけでなく、2つの言語のイントネーションを聞かせておくだけで、産まれてからの、その言語に対する反応が違ってくるそうですよ。


以下引用:(引用元は文章終わりに記載)

胎内で始まる、赤ちゃんの語学学習

胎児はとても繊細で、音や揺れなどどのような刺激に対しても敏感に反応します。
しかし、胎児が胎内で「言語」に反応を見せ応答し始めるのは、妊娠24~30週目くらいからといわれています。これは、キュール教授の研究だけでなく、胎児の言語学習にまつわるさまざまな研究結果から示されています。

妊娠24~30週目くらいから、胎児は言語の違いを認識し始め、繰り返し聞く音や、特に耳に残りやすい母音が「他の音と違う」ということを認識し始めます。

同じ音を繰り返し聞くことで、胎児は胎内でその音の震えを感知し、徐々にその音を識別できるようになっていくのです。

こうして胎児は、自分に一番近い存在である母親が話す言葉のパターンや音を認識し、結果、母親の母語である言語の音を学ぶ基礎を作っていくのです。

つまり、胎児は母親の声を理解するだけでなく、母親の言語(母語)も認識することができるようになるのです。

結果として、生まれて数時間の赤ちゃんでも、すでに母親の母語とそれ以外の言語の違いを認識することができるといいます。

胎内にいる時点では、胎児ははっきりとした音を聞くことはできず、いわば「耳に詰め物をしたような感覚」でぼんやりとした音を聞いています。しかし、話のリズムや音の震えから、胎児は徐々に言語パターンを理解し、意味をも理解するようになっていくのです。

このようにして、赤ちゃんは生まれる前から母語を学習し始めます。

新生児が示す、胎内からの記憶

「胎児が胎内で語学を認識し始めている」ことを示す、キュール教授が他教授と行った下記のような共同研究があります。

【研究対象】
生まれて間もない新生児

【研究内容】
母親の母語で使用される母音と、母親の母語では使われない母音を同じ回数聞かせる。それぞれの母音に対して新生児がどの程度反応を示すか、おしゃぶりの回数や頻度を通して観察する。

【研究結果】
母親の言語で使われる母音が聞こえると、新生児たちはおしゃぶりを吸うなど大きく反応した。しかし、新生児たちにとって聞き覚えがない外国語の母音が聞こえると、新生児たちのそうした反応は止まり、再度母語の母音が聞こえるとおしゃぶりなどの反応が観察された。

この研究結果からわかる通り、新生児たちは、胎内で聞いてきたなじみがある言語の音を認識することができます。これは、新生児たちが胎内で繰り返し聞いていた音を記憶し、生まれたあともその音を識別できるからといえます。(引用ここまで)

引用元:胎教から始めるバイリンガル教育


まとめ

赤ちゃんがお腹の中にいる時からできること

  • 日本語以外(大抵は英語かな?)の絵本集め。その読み聞かせ
  • お母さんが、日本語以外も音読する
  • もちろん日本語でも話しかける

一人目の妊娠中は、一番時間がある時。その時間を大切に、バイリンガル育児にチャレンジしたいですね。

コメント